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アルミ製ソーラー架台システム「ソーラーベース」
自社工場に誕生した国内最大級のメガソーラー施設「LIXIL つくば SOLAR POWER」

LIXILは茨城県坂東市の岩井工場に、大規模太陽光発電施設「LIXIL つくば SOLAR POWER」を建設し、今年2月に本格稼働を始めた。東京ドーム2.5個分が入る約13万1000m2の広大な敷地に太陽電池モジュール2万880枚を設置。発電出力は3.75MWで、一般家庭に置き換えると1000世帯分の発電量に当たり、エネルギー関連企業・機関以外では国内最大級を誇る。
このメガソーラーで発電した電力は、500kWの大型パワーコンディショナ8台によって、岩井工場の稼働に使用しているほか、電力会社に売電もしている。従来の鉄製のものよりはるかに軽量で、設置も簡単に行えるよう工夫が施されている。もちろん「LIXIL つくば SOLAR POWER」でも「ソーラーベース」をメガソーラーの架台としており、アルミ製品を手掛けるLIXILならではの技術力で開発した次世代商品として話題を集めている。
「LIXIL つくば SOLAR POWER」にアルミ架台を展示

「LIXIL つくば SOLAR POWER」は茨城県が展開している次世代エネルギーパークの一施設で、誰でも見学できる。2011年1月から発電を開始し、オープンしたのが震災後の3月25日。日を追うごとに再生可能エネルギーに対する人々の意識が高まりをみせ、それとともに見学者数が増えてきている。企業などの視察ほか、環境教育の一環として小学生や一般の方にも好評だ。展望台からはメガソーラー施設が一望でき、施設の一角には「ソーラーベース」が展示されている。間近で商品が見られるだけでなく、実際に触れることもでき、仕組みや質感を実感できる。

スチール製よりも断然に軽く、人の手で持ち運べるアルミ架台
「ソーラーベース」の魅力のひとつは、とにかく軽量ということ。素材であるアルミは鉄の約1/3の重量しかない。さらに、特殊な中空構造のアルミ型材を用い、桁、垂木、柱のみでシンプルに構成するなどして、同仕様のスチール製架台よりも3割程度という軽さを実現した。人の手で荷運びできるので運搬が容易なだけでなく、クレーンなどの重機を必要としないため作業効率よく施工を進められる。
地上からビルの屋上まで、全国各地に設置可能

岩井工場のメガソーラーは工場敷地内の遊休地を活用して設置した。地表は、特にアスファルトなどで舗装せずにそのままの状態で、特殊な杭を打って基礎をつくり「ソーラーベース」を固定している。「ソーラーベース」の設置場所については「LIXIL つくば SOLAR POWER」のような地上だけでなく地上高32mまで対応しているので、中低層のビルの屋上にも問題なく取り付けられる。さらに、積雪50cm以下(全国70%をカバー)対応、耐風圧46m/sという高い強度を持っているため、日本各地で設置可能だ。

スムーズな角度調整で最適な発電量を確保
メガソーラーを設置した遊休地は、周囲に日差しを遮る高い建物などがなく、太陽光発電には恵まれた環境である。ただ、太陽光発電は日当たりのよい場所に取り付ければよいというものではなく、日照時間や方位はもちろんのこと、角度、設置の高さも重要で、さまざまな条件がそろってベストな発電状態になる。「ソーラーベース」は、太陽電池モジュールの角度を固定型で5度、10度、15度、20度、自由調整型で10度〜40度から選べる仕組みになっていて、設置条件に合わせた角度調整が簡単にできる。

あらゆる太陽電池モジュールも施工が容易に
「LIXIL つくば SOLAR POWER」では、太陽電池モジュールにLIXILエナジー株式会社が調達したシリコン系単結晶モジュールを採用した。現在、さまざまな太陽電池モジュールが出回っているが、「ソーラーベース」は、あらゆる太陽電池モジュールに対応するために、アジャスト機能を搭載している。桁と垂木をつなぐ部材に回転・スライド部材を取り入れた。太陽電池モジュールに合わせて桁と垂木の位置を動かせるため、現場での微妙な調整が可能だ。また、部品をあらかじめ組み合わせてセットパーツ化し、現場での取り付け手順を大幅に削減したほか、ボルトガイドによるダイレクト接続で施工性に優れた商品となっている。
錆びにくいアルミでメンテナンスを軽減
「ソーラーベース」の素材であるアルミは耐食、耐久性に優れている。そのため、ナチュラルシルバーの架台は、錆びにくく美しい外観を長期にわたって保つことができる。海の潮風にさらされる沿岸部でも劣化しにくく、また、いずれの場所においてもメンテナンスを大幅に軽減でき、コスト削減に貢献する。